あかね図書室日記:『頭のいい人だけが知っている世界の見方』

『あかね図書室日記』は、スタッフが読んだ本を通じて学びを共有するコーナーです。専門性・人間力・組織力を大切にする私たちが、本から得た気づきを少しずつ言葉にしています。

◆書籍:頭のいい人だけが知っている世界の見方 / 西岡壱誠 / KADOKAWA
◆ジャンル:人間力
◆投稿者:川向 佐奈

◆読んだきっかけ

頭のいい人と聞くと、知識量が多い人とか、記憶力がいい人をイメージしがちですが、
本当にそうなのかな…と、最近少し思うことがありました。
同じ情報を見ても、すぐに本質をつかむ人と、なかなか整理できない人がいる。
同じ会議に出ていても、論点を一瞬で整理して、次に何をすべきかを自然に言語化できる人がいる。
あれって、単に頭の回転の速さなのか、それとも、ものの見方の違いなのか。
そんなことを考えていたときに、この『頭のいい人だけが知っている世界の見方』というタイトルに惹かれました。
読んでみると、賢い人は世界をどう捉えているのかがとてもわかりやすく言語化されていて、想像以上に面白い一冊でした。

◆内容紹介

本書のテーマは、「頭のよさとは、知識量ではなく、視点の持ち方である」ということです。

 

多くの人は物事をそのまま受け取りますが、頭のいい人は、「なぜそうなるのか」「別の見方はないか」と、一段深く問いを立てながら見ています。
印象的なのは、「答えを覚えるのではなく、問いを持つこと」という考え方。
何か問題が起きたときも、「そもそも何が問題なのか」「前提は本当に正しいのか」と考えることで、見える景色が変わってきます。また、物事を点ではなく構造で見るという話も印象的でした。
背景にある仕組みや関係性を捉えることで、本質的な理解につながる。
これは仕事においても、全体を見て動ける人になるための視点だと感じます。

 

◆感じたこと、気づき

読んでいて感じたのは、頭がいい人は、特別な能力を持っているわけではなく、見方を訓練しているということでした。
一歩引いて「この相談の背景には何があるのか」「本当に求められていることは何か」を考えられると、提案の質も変わる気がします。顧問先様等からの質問でも、質問そのものに答えるだけなら簡単ですが、その背景にある運用の課題や、会社としての悩みまで見えれば、もっと本質的な支援ができるはずです。
また「わかったつもり」で終わらないことの大切さも感じました。
なんとなく理解した気になって進むのではなく、「他の見方は?」と少し立ち止まるだけで、思考の深さはずいぶん変わるのだと思います。
とはいえ、日々の業務に追われていると、どうしても考えるより処理するになりがちなんですけどね。
だからこそ、こういう視点を意識的に持つことが必要なのだろうな、と少し反省しました。