あかね図書室日記:『考える練習』

『あかね図書室日記』は、スタッフが読んだ本を通じて学びを共有するコーナーです。専門性・人間力・組織力を大切にする私たちが、本から得た気づきを少しずつ言葉にしています。

考える練習

◆書籍:考える練習/伊藤真/サンマーク出版
◆ジャンル:専門力・人間力・組織力
◆投稿者:坂田 実優

◆読んだきっかけ

本屋さんでビジネス書が並ぶコーナーを見ていた際、AIを扱った書籍が多く並ぶ中で、あえて人間の「考える」という営みをテーマにした、シンプルな表紙の本書が目に留まりました。

頭の中が常にぼやっとごちゃごちゃしてしまう私にとって、何かヒントが得られるのではないかと思い、手に取りました。

◆内容紹介

「考える」とは、未知の問題に対する自分なりの答えを出すことである。人はその積み重ねによって仕事や人生を前に進めることができる。という考えを軸に書かれています。
情報をただ集めることと「考える」ことの違いや、「論理的に考えること」「論理的に相手へ伝えること」の大切さについても分かりやすく解説されていました。

著者の伊藤真氏は、司法試験指導校「伊藤塾」の主宰者で、法律の世界で生きていらっしゃるからこその視点もあり、非常に勉強になります。

頭のいい人はそんな風に物事をとらえ、考え、行動しているのか…と目からうろこでした。

日常の中で実践できる「考える」練習方法も紹介されており、取り入れやすい内容でした。

◆感じたこと、気づき

私はこれまで、書籍やインターネットで答えを探したり、自分と似た意見を探して安心したりすることで、考えた「つもり」になっていた部分があったように思います。
私には「自分なりの答えを出す」ことや「決断する」力、すなわち「考える」力が不足していることを思い知り、ハッとしました。

何事にも「なぜ?」「何が?」と問い続け、自分の考えと根拠を持つことの大切さを再認識するとともに、普段と違う環境や考え方に触れ、多角的な視点を持つ必要性を感じました。

AIに聞けばすぐに答え「らしき」ものにたどり着ける現代社会において、意識をしなければ「考える」力は衰える一方です。

まずは本書に書かれている「考える練習」を毎日の中で実践し、考える力を養っていきたいです。